虫歯の初期の治療

よく磨けていれば様子をみます。フッ素を塗布する場合もあります。清掃状態がよければ、この状態を長期間保つことができます。 詰め物のために虫歯でない部分を余分に削ったり、また詰め物自身も劣化や脱離することを考慮すると、早期に治療することは、かえって歯に悪い影響をあたえることがあります。

虫歯は小さいうちに治療すれば期間も費用も負担が少なくなりますが進行性か休止状態なのか診断が必要です。



虫歯が進むと

虫歯が大きくなると歯を削って歯型を採り、金属を接着することになります。（写真は保険治療の詰め物です）


詰め物の種類はこちら



さらに虫歯が進むと

痛みが生じます。 神経をとり、根の治療となります。



根の治療

虫歯が進んで歯髄まで感染がすすむと歯髄をとる（抜髄）可能性がでてきます。下の写真はは抜歯した歯ですが器具を使って歯髄をとっているイメージです。 歯髄を潰したり引きちぎったりして除去しています。

歯髄をとって詰めるまで通常、２～５回くらいかかります。感染が根の先まですすむともっと回数がかかります。
（虫歯がさらに進んで歯髄がほとんど感染すると感染根管治療となります）






冠や入れ歯の治療

根の治療後、予後が問題ないと判断した場合は、土台を立てて冠を装着します 。
しかし土台が立てられない程、歯全体が虫歯になった場合や、根が割れると抜歯になります 。

（写真は保険治療の冠になります）



ブリッジ

歯を抜いたあとは、両隣の歯を削りブリッジを装着（接着）します。 ３本の歯を２本でささえるので残った歯に負担がかかります。また清掃性も悪くなります。 両隣の歯を削りたくない場合は、部分入れ歯（自分で取り外す義歯）やインプラント治療をお勧めします 。

（写真は保険治療の冠になります）

部分入れ歯

多くの歯が無くなった場合、ブリッジでは残った歯に負担がかかり過ぎる為に部分入れ歯になります。 クラスプ（とめる金具）などが見える為、見た目が悪く違和感も大きくなります。自分の歯にくらべ食事がしずらく、物がつまりやすくなります。

総入れ歯

歯が全部抜けた場合は総入れ歯になります。

義歯になっても「なんでも食べられます」という患者さんもいらっしゃいますが、なかなか合わない方もいらっしゃいます。 できればご自分の歯で生涯お食事ができればというのを当院は目標としています。